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格闘技コラム

「新名所」沖縄プロレス 大阪に続きデルフィンが設立

2008年7月9日

写真沖縄プロレスのリングでゴーヤーマスク(手前)を攻めるカンムリワシ用高

 大阪プロレスの創始者として地域密着型の興行を展開してきたプロレスラー、スペル・デルフィン(40)が新団体「沖縄プロレス」を立ち上げ、5日に旗揚げ興行を開いた。那覇市の中心街、国際通りに約200人収容の常設会場を設けた。大阪と同様、プロレスを新たな観光名所として育てる意気込みだ。

 怪人・ハブ男が天敵ミル・マングースを攻め立て、シーサー王が激しいラリアットを披露し、ゴーヤーマスクは空中技を仕掛ける。沖縄の名物をもとにしているレスラーの名前や格好を見れば、地域密着への熱意が一目で分かる。

 沖縄プロレスが目指すのは「家族で楽しめるプロレス」だ。

 強烈なバックドロップ、トップロープからの華麗なボディープレスを見せる一方、相手の攻撃を怖がったり、ビールを飲むしぐさをしたりと、コミカルな演出も忘れない。プロレスに付き物だった流血、場外乱闘は皆無。親子連れや外国人客も目についた会場からは笑いが絶えなかった。

 社長のデルフィンは「沖縄のお客さんはすごいの一言。歓声もあたたかくて、気持ちよく試合ができた」と感激した様子だった。

 沖縄は妻でタレントの早坂好恵さんの出身地。デルフィンは何度も訪れている。

 「国際通りはお客さんが結構いるのに、夜のエンターテインメントが少ない。家族で見られるイベントをつくり、観光ビジネスができないかと思っていた」

 2年ほど前、沖縄県産業振興公社がベンチャービジネスを支援していることを知り、プロレス事業を計画した。国際通りに場所を探してもらうなど公社の支援を受けて、今春、新団体を立ち上げた。

 沖縄は大阪プロレスの傘下になるが、デルフィンを含む6人のレスラーは沖縄に移住した。週末を中心に夏休みはほぼ毎日、興行を開き、定着化を目指していく。

 「今のプロスポーツは地域密着じゃないと成り立たない。沖縄の名前を使わせてもらっている以上、たくさんの人に愛されて、新しい観光名所にしたい」

 大阪プロレスを10年で関西に浸透させたデルフィンの夢は、南国でも大きい。(広部憲太郎)

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