
2008年6月6日
朝日いつかは名人会も第10回を迎えました。
年4回の開催なので二年半が経過したというわけです。お蔭様で毎回札止めの盛況、出演者は口々に(ヨイショもあるのでしょうが)「よく反応し明るく笑ってくださるとっておきのいいお客さん」がいっぱいの会と言ってくれます。
とっておきのお客さん、とっておきのナビ、とっておきの二ツ目ご両人、そしてとっておきトーク、ということでしょうか。
第10回のナビゲーターは二回目の登場で林家たい平さん。「笑点」レギュラーもすっかり板に付いてきました。たい平さんの選んだ二ツ目は落語芸術協会の桂花丸さんと落語協会の古今亭駒次さんです。
二人はともに1978(昭和53)年生まれですが、まだ誕生日前のようなので目下29歳です。年齢で何カ月か先輩の花丸さんが落語家として数年先輩にあたります。
花丸さんは岩手県の生まれで96年に桂歌丸師匠に入門しました。前座名は歌市。
駒次さんは東京都出身、03年に古今亭志ん駒師匠に入門しました。前座名のまま二ツ目に昇進しています。
若い若い二人ですが、花丸さんの師匠は高座歴50年を大きく超えた大ベテラン、駒次さんの師匠も伝説の名人・古今亭志ん生の弟子だった人。世代差の大きい師弟関係から何が見えてくるのか、その聞き出し人として独特な一門環境のなかからトップランナーになったたい平さんは、まさに打ってつけのナビゲーターでしょう。
なお、前座は柳家小ぞう(さん喬門下)で再度のお務めです。
第10回朝日いつかは名人会は7月4日(金)午後7時(開場は午後6時30分)から浜離宮朝日ホール(小ホール)で。
落語プロデューサー
1942年、東京生まれ。ソニー・ミュージック(旧CBS・ソニー)のプロデューサーとして、六代目三遊亭圓生の『圓生百席』や古今亭志ん朝の作品など、数多くの落語レコード、CDの制作を手がけてきた。
有楽町で開かれている『朝日名人会』に加え、06年4月に浜離宮朝日ホールを舞台に始まる『朝日いつかは名人会』をプロデュースする。
『落語博物誌』(弘文出版)、『落語名人会 夢の勢揃い』(文春新書)、『古典落語CDの名盤』(光文社新書)など、落語に関する著作も多い。