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プロ棋士の後頭部に「脳ダコ」? 活性化領域を発見

2008年7月10日23時28分

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図  

 将棋のプロ棋士が盤面を見て考えるときに、後頭部にアマチュアより脳が活発化する領域があることがわかった。理化学研究所が10日、日本神経科学大会で発表した。理研と日本将棋連盟、富士通が共同で進める棋士の直感の解明を目指すプロジェクトの研究の成果。活発化した脳の一部分が大きくなるという仮説「脳ダコ」にあたる可能性もあるという。

 理研脳科学総合研究センターは、四〜七段のプロ棋士のグループと、2組のアマチュアの計3グループを対象に脳の働きを調べた。実戦の局面とでたらめに駒を並べた盤面を一瞬見せて、どちらか判別させる実験では、プロ棋士は0.1秒見ただけでほとんど区別できたのに対して、アマチュアの四、五段グループは0.5秒、初段では1秒必要だった。

 さらに、盤面を次々に見せながら機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)装置で脳を調べたところ、頭頂葉の背内側部と呼ばれる部分の2センチ立方ほどの大きさの領域の働きが活発化していることがわかった。プロ棋士11人のうち8人が活発化、高いレベルのアマチュアも難易度が低い局面では活発化していた。

 研究チームは、活発化した領域が指のペンだこのようになる「脳ダコ」にあたるのかの解明などを進めていく。(黒沢大陸)

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