生コンの日本工業規格(JIS)で認められていない溶融スラグを混ぜた製品を製造していたことが発覚した六会コンクリート(神奈川県藤沢市)が10日午前、横浜市内で記者会見を開き「強度に問題はないと考え、安易に使ってしまった」と謝罪した。
会見で小金井弘昭社長らは、問題の生コンを納入した物件が同県内に196物件あり、昨年12月から今年3月にかけ納入した8物件でコンクリート表面が薄くはがれる「ポップアウト」と呼ばれる現象が発生したことを明らかにした。マンション7件、工場1件で、マンションは業者が販売を中止しているという。
溶融スラグについてのJISでは、生コンへの使用を認める規定があり、事前に行った社内の強度試験でも強度が確認できたことから使った、と説明。製品に溶融スラグを3%混入したことで昨年7月以降、計約1千万円のコストダウン効果があったとし、「絶対に使ってはいけないという認識はなかった。コスト削減を意識した面もある」と話した。