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若年性認知症で万引き 懲戒免職の男性に障害年金支給へ

2008年7月12日

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 スーパーで万引きをしたとして懲戒免職になった神奈川県茅ケ崎市の元文化推進課長、中村成信さん(58)に対し、神奈川県市町村職員共済組合は10日までに、若年性認知症の「ピック病」による障害を認定し、近く障害年金を支給する。働き盛りでピック病などを発病し、万引きなどで失職する例は各地で起きている。今回の決定は、同様の事例の救済策となりそうだ。

 中村さんは要介護2と認定されている。公務員共済制度の一つ「障害共済年金」に加入していたため、家族らが昨年、診断書などを提出。上部団体の「全国市町村職員共済組合連合会」の専門医が審査した結果、ピック病による障害が認定された。同連合会は「病名別の統計はないが、ピック病での認定例は聞いたことがない」としている。

 中村さんは06年2月、自宅近くのスーパーでチョコレート4個とカップめん3個(計3300円相当)を盗んだとして現行犯逮捕され、16日後に懲戒免職となった。その前から同じものを繰り返し買って帰るなどの行動があったため、家族が大学病院などで診察を受けさせたところ、若年性認知症の前頭側頭型認知症(ピック病)と診断された。

 中村さんは茅ケ崎市に懲戒免職処分の撤回を申し立て、市公平委員会で審理中だ。(松本健造)

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