現在位置:
  1. asahi.com
  2. ライフ
  3. 医療・健康
  4. 福祉・高齢
  5. 記事

ケアマネジャーの更新研修費 自己負担額に地域格差

2008年7月14日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真要介護の高齢者宅を訪ねるケアマネジャー(中央)。利用者と事業者をつなぐ介護の要だ=07年9月、北海道釧路市、葛谷晋吾撮影

 介護保険のケアマネジャーが5年ごとに受講を義務づけられている研修費用の自己負担額は、都道府県によって07年度でゼロから4万円近くまで大きく開きのあることが、厚生労働省の調べで分かった。自治体負担もかかる国の公費補助制度が活用されず、全額自己負担させるところもあった。

 ケアマネは、高齢者を支える介護サービス計画(ケアプラン)づくりや主治医との連携などを担う介護の要。質向上のため06年度から資格が更新制になった。演習や講義など計53時間の研修(経験者の場合)を5年ごとに受ける。

 研修費を補助する国の制度があり、補助額は国と都道府県が折半する。だが、谷博之参院議員(民主)の指摘で厚労省が今春、ケアマネが更新時に支払う研修費の自己負担額(07年度)を調べたところ地域差が明らかになった。

 富山と群馬は全額公費で賄われ、自己負担はゼロだった。2県も含めて5千円以下に抑えられていたのは計8県。だが群馬は08年度から、3万円の負担を求めるようになった。大阪、千葉、埼玉、神奈川は約3万8千円の自己負担が必要だった。3万円以上かかるのは10都府県。平均は2万290円だった。

 全額自己負担させている大阪府は「更新により利益を得る者(ケアマネ)が費用を負担するという考え方」(高齢介護室)という。一方、自己負担ゼロの富山県は「介護の人材確保のため」と手厚い公費負担を説明する。

 ケアマネ事業の経営は芳しくなく、ケアマネの収入減にもつながっている。介護事業者の経営概況調査(07年度)では、主な介護事業の中で最も収益が悪く、ボーナス込み平均月収は34万8千円と3年前より9%減。06年度改定で、ケアマネ1人が担当する標準的人数が50人から35人に減らされたことなどが原因とみられる。

 ケアマネの全国組織、日本介護支援専門員協会の木村隆次会長は「個人資格なのである程度の自己負担はやむを得ないが、地域格差は是正されるべきだ。報酬に比べて自己負担が大きいのも問題」としている。(中村靖三郎)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内

病院検索

症状チェック

powered by cocokarada

全身的な症状 耳・鼻・のど 皮膚 こころ・意識 首と肩・背中や腰 排便・肛門 排尿 頭と顔 目 口内や舌・歯 胸部 腹部 女性性器 男性性器 手足

総合医療月刊誌「メディカル朝日」