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三世代でアメリカ西部3000キロの旅(5)

2008年7月9日

  • 筆者 加藤久美子

写真モハベ砂漠を突き抜けてひたすらまっすぐの15号線写真ピーターセン自動車博物館入り口写真1900年代初頭の自動車ディーラーを再現写真圧巻のローライダー展示写真代替エネルギー車は08モデルのホンダシビックが登場

●圧巻だった自動車博物館

出発地ラスベガス(ネバダ州)
目的地ロサンゼルス(カリフォルニア州)
ルートラスベガス〜15号線〜10番線〜110番線〜ロサンゼルス
走行日2008年3月28日
使用車クライスラー・タウンandカントリー(日本名グランドボイジャー)2008年モデル

 今回のアメリカ旅もゴールに近づいてきました。十数年前、初めてアメリカ本土のフリーウェイを運転してLAからラスベガスまで走ったときに使ったのが15号線でした。当時も、この日と同じように澄み切った青い空のもと、片側6車線もの広い広い道路の上を整然と、たくさんの車が走っていました。

 クルマが生活必需品で、クルマの存在が当然のアメリカでは、クルマで移動するのに後ろめたさやストレスを感じることがほとんどありません。市街地以外では、自転車やバイク、歩行者を見かけません。ガソリンは安く、フリーウェイは無料…。日本から訪れるクルマ好きにとってはパラダイスのような場所です。

 さて、この15号線。この日は金曜日ということもあって、ラスベガスに向かうクルマがとても多かったのですが、我々は反対方向なのでとてもスムースな車の流れのもと、ガーデナまで戻ってきました。ガーデナ近隣のトーレンスにはトヨタや日産など、大手をはじめたくさんの日系企業があります。日本人も多く住んでいて日系コミュニティの中心地ともいえる場所です。日本人が経営するホテルも数軒あり、ツイン1室90ドル前後でたいていは上質な日本食の朝ごはんがついてきます。

 ロサンゼルス空港からも20分程度で治安もよく明るい雰囲気の街です。道路も広々としていてわかりやすいので、空港からレンタカーを借りて最初に滞在する場所としてもオススメです。

 翌日、ピーターセン自動車博物館に行ってきました。場所はロサンゼルスの市街地です。期待せずに入ったのですが、想像をはるかに越えた素晴らしい博物館でした。

 単に展示物を並べるのではなく、展示物が現役だった時代背景までリアルにイメージできるような展示がされています。アメリカにおける自動車の発達の歴史と、人々の生活スタイルの変化が、たとえば当時の街の様子(食品店やディーラー、整備工場、自動車保険の専門店に至るまで)を、実にリアルに再現しています。

 ギフトショップは、オリジナル商品はもちろん、自動車の写真集や書籍、衣類など豊富な品揃え。3階には、家族連れのための遊びと学びの施設があります。自動車が動く仕組みから始まって、リサイクルや次世代エネルギーなどを楽しく学ぶことができます。夏には数日間でクルマのさまざまなことを学ぶサマーキャンプも開催されているようで、自動車エンジニア志望の息子をいつの日か参加させてみたいと思っています。

プロフィール

写真・加藤久美子

加藤久美子 Kumiko KATO

 山口県生まれ。日刊自動車新聞社で7年間の編集記者生活の後、フリーに。

 「車のある生活」をテーマに、自動車専門誌やファッション誌、一般誌に寄稿、講演活動や新聞社主催の座談会にも出席。2000年11月に男児を出産してからは、育児雑誌などにチャイルドシートや子連れドライブの記事を中心に寄稿。

 また、先進国では日本のみが事実上、野放しになっている妊婦のシートベルト着用に関しても問題意識を持ち、01年4月には全国の産科、小児科の医師たちと共に妊婦のシートベルト着用を推進する会を立ち上げ、全国100万人の妊婦、自動車メーカー、育児用品メーカーを巻き込んで啓蒙活動を推進中。

 現在、助手席にチャイルドシートをつけた愛車・アルファロメオスパイダーで、各種取材や新車試乗会、家族の夕食の買物や地域の育児サークルに奔走する日々……。

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