18日前場の東京株式市場は、日経平均が前日終値比50円34銭高の1万2938円29銭と3日続伸。TOPIXも3.94ポイント高の1267.59と続伸した。 前日の米国株式市場は、JPモルガン・チェースの4〜6月期の決算が減益ながら、1株利益54セントと市場予想の44セントを上回ったことと、景気後退懸念からニューヨーク原油先物価格が1カ月ぶりに1バレル=130ドル台を割り込んだことが好感され、金融・消費関連株などが買われた。NYダウは207ドル38セント高の1万1446ドル66セントと大幅に続伸、ナスダック総合指数も27.45ポイント高の2312.30と3日続伸となった。ただ、引け後に決算を発表したマイクロソフト、IBM、グーグル、AMD、メリルリンチなどが時間外取引で売り優勢となり、GLOBEX(シカゴマーカンタイル取引所の先物24時間取引システム)で米国株価指数先物も軟調に推移した。 それを受け、東京株式市場の寄り前の外国証券13社ベースの売買注文は、売り4270万株、買い2990万株と大幅な売り越し。日経平均は前日比88円高で寄り付いたあと、金融、不動産株とともに、為替も円安ドル高に振れたことで輸出関連株を中心に買い戻しの動きが強まり、9時51分には111円高の1万2999円64銭まで買われたが、心理的な節目である1万3000円を突破するだけのエネルギーには欠けた。東証1部の出来高概算は8億5346万株、売買代金は8746億円と停滞。結局、戻り売りに押され、上げ幅を縮小して引けた。東証1部の値上がり銘柄数は745、値下がり銘柄数は816、変わらずは151。業種別では東証33業種のうち証券、銀行、ゴム、繊維など19業種が値上がりとなり、鉱業、水産農林など14業種が値下がりとなった。 個別銘柄では、昨日に好決算を発表したDACがストップ高になったほか、好業績観測が報道された商船三井をはじめとする海運株や、古河電池などの電池関連株が再び値を上げた。その一方で業績予想を下方修正した千趣会が値を下げたほか、ゼクスやパシフィックなど業績が悪化している不動産株がストップ安になった。 後場の注目は昼のバスケット商いと為替、アジア株の動向になるが、3連休前であることに加え、今晩にはシティグループの4〜6月期決算発表が控えていることもあり、米国市場の動向を見極めたいとする様子見気分が強い。市場では「今晩の米国市場の反落に対する警戒感が強く、後場は膠着感の強い相場展開になる公算が高い」(大手証券)と予測する声が聞かれた。