JALUX(2729)は、19円高の1454円と続伸し、5月12日につけた昨年来安値1400円から底離れを窺っている。同社株は、空運株の一角に位置し、原油価格高騰により親会社のJALを含めた空運株の業績下ぶれ懸念が波及して売り先行となっていたが、前日の米国市場で原油先物(WTI)価格が、5.31ドル安の1バーレル=129.29ドルと3日続落し、フシ目の130ドル台を割ったことから、同社のV字回復を予想している今期業績を見直す割安株買いが増勢となっている。薄めながら株不足となっている信用好需給も相乗している。同社の株価は、今年4月に前期業績を下方修正、期初の2期ぶりの過去最高純益予想が前々期比38%減益に落ち込んだことが響き昨年来安値まで売られた。航空機部品の販売の停滞、コンピューター基幹システムの開発・更新投資、減価償却費増などが響いた。これに対して今期は、アジア諸国向け中心の航空機部品・保管供給ビジネスの拡充や双日と連携の航空機ビジネスの事業基盤拡大、通信販売の航空機内カタログ「JAL SHOP」の顧客増加、空港店舗事業でのオリジナル商品の開発・強化などから急回復を予想している。純利益は、15億5000万円(前期比58%増)と増益転換を予想している。株価は、PER11倍台と下げ過ぎ示唆となっており、売り方の買い戻しも側面支援材料に戻りを試そう。