この夏、海外旅行に行くという人は、現地で使うお金を、どうやって持っていきますか?
治安が良くない国では、まず現金で持っていくのは物騒。となると、トラベラーズチェックかクレジットカードということになります。
トラベラーズチェックは、手数料が1%かかりますが、特定の郵便局や空港の出張所などで買えます。現地で現地通貨に換えられますが、その際もサインが必要なので安全性は高いです。
クレジットカードは、通貨を買って使うトラベラーズチェックに比べて、基本的には後払い。ですから、レート次第では買った時よりも商品が高く(安く)なってしまってしまうことがあります。
ちなみに、海外に行くなら金利が高い外貨預金にお金を預け、海外で引き出して使えばいいじゃないかと考える人もいるでしょうが、日本で預けた外貨は、日本の預けた銀行でしか引き出すことはできません。
よく、海外で使えるキャッシュカードというのがありますが、あれは外貨で預けているものを引き出すのではなく、日本の円口座に入れてあるお金を海外で引き出すのです。この場合、注意しなくてはいけないのが、引き出し手数料がかなり高いこと。アメリカドルで言えば、レートに4円くらい上乗せされているケースがざらにあり、他の国だとさらに手数料は高くなります。
だとすれば、海外でキャッシュカードで引き出しをするよりも、トラベラーズチェックを使ったほうが、手数料は割安になるということに。
また、海外でキャッシュカードを使う場合、気をつけなくてはいけないのは、現金自動出入機(ATM)が日本のようにちゃんとしていないケースが多いということ。故障したり、カードを入れたのに出てこなかったり、中には間違った金額が出てくるケースも。
こうしたことが往々にしてあるので、もしキャッシュカードを使うにしても、それだけでなくトラベラーズチェックかクレジットカードを持っていったほうがいいでしょう。

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。